1. VTIとS&P500の違い

まず米国の代表的な指数であるVTIとS&P500の違いを大まかに見ていきましょう。

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VTI :構成銘柄は約4,000アメリカ市場をまるっと取り込んだ商品

S&P500:構成銘柄は約500、アメリカの大型株で且つ直近黒字の優良企業のみを集めた商品

違い:小型株の有無の差

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ちなみにS&P500は時価増額の変動により割と頻繁に構成銘柄を入れ替えてますが、

VTIはアメリカ市場をまるっと取り込んでいるので銘柄の入れ替えはほとんど発生しません。

ちょっと難しいかもしれませんが、もう少しだけ詳しく説明しますね。

S&P500は、NYSE(ニューヨーク証券取引所)やNASDAQなどに上場する時価総額の大きい米国籍の

主要500社で構成される時価総額加重平均型の株価指数で、

米国市場の時価総額 約80%をカバーしており米国市場全体の動きを表す指標のことになります。

ここでポイントになるのは”時価総額加重平均型”で、

あくまでもその時点での”時価総額が大きいTop 500社”がS&P500に組み入れられます。

ちなみにS&P500はスタンダード・アンド・プアーズ500種指数(Standard & Poor’s 500 Stock Index)のことで、

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスという”金融市場指数”を幅広く提供しているアメリカの会社が算出している

アメリカの代表的な株価指数のことです。

一方、VTIは「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」に連動しています。

CRSP USトータル・マーケット・インデックスは、

Center for Research in Security Prices(シカゴ大学証券価格調査センター)の略で、

シカゴ大学証券価格調査センターで開発されたインデックス(指数)の一つになります。

米国株式市場に上場する大・中・小型株式、約4,000銘柄から構成される株価指数で、

こちらも時価総額加重平均型の株価指数ですが、S&P500と異なり米国の株式市場のほぼ100%をカバーしています。

CRSPマーケットインデックスは、

ファンドや金融機関によって米国株式市場のパフォーマンスを測定するために使用されます。

2. 運用成績比較結果

次にみなさんが気になる運用成績を見ていきましょう。

結果は一目瞭然、

2001年5月からの伸び率でVTIが462.2%上昇、S&P500が395.1%の上昇という結果で、

VTIの伸び率がS&P500の伸び率を上回っています!

VTIの勝利!!

見て頂ければ分かる通り、一定してVTIがS&P500よりも上回っていることが分かります!

この理由は上記でも述べた通り、VTIは小型株も網羅しており、

小型株の伸びを享受できているからと考えられます!

よくS&P500もVTIも大して変わりはないと言われますが、上図の通りきちんと差が出ています!

であれば利益が出ている方で運用するべきですよね。

情報を鵜吞みにせず自分でしっかりと調べて資産運用をしているかどうか、

日々の勉強の積み重ねが結果にもつながっていくのではないでしょうか。

3. 結論!!

もうここまでくれば改めていう必要もありませんが、

楽天VTIをコツコツと長期的に購入していきましょう!

毎度同じ結論で申し訳ありませんが、これこそがデータや精神的に最善の方法だと思います。

しかも超低コストでネットでワンクリックで投資できるなんて、なんて素晴らしい時代になったんでしょう!