1. 株式市場の変化(勝者のゲーム➡敗者のゲーム)

この60年間でアクティブ運用は徐々に変化し、勝てるゲームだった個別株投資やアクティブ運用も、

現在では”敗者のゲーム”になってしまいました。

その大きな理由は投資家の顔ぶれや投資方法が変わったことにあると思います。

①ニューヨーク証券取引所ではかつて年間1,2回のみ取引をする個人投資家の割合は90%でしたが、

 現在では機関投資家とコンピューターによる24時間売買が90%を占めています。

②大手証券会社の膨大な投資情報レポートが、インターネットで世界中のアナリストとポートフォリオマネージャーに

 配信され、瞬時に売買につながります。

③高度なIT技術を活用した売買が拡大しています。

要するに、非常に優秀なプロが、非常に高度な情報を用いて、非常に性能の良いコンピューターで売買しているということです。

これに素人が勝てるわけがありません。

ちなみに上記のプロの中で勝つには、他のプロのミスを捉え、そこに乗じなければなりませんが、

他のプロも同じことをするので、誰もが大きな壁に突き当たってしまいます。

つまりアクティブ運用で勝つ、勝ち続けることは非常に困難な状況であることを理解しなければなりません。

2. 敗者のゲームに勝つには

答えは簡単、上記のようなゲームに参加しないこと。

自分が決めた長期投資をすること、ただそれだけ。

それだけ?!と思うかもしれませんがほとんどの人がこれが出来ていません。

ウォーレンバフェットも次のように言っています。

「投資は単純だ、しかしながら単純なことを実行するのが難しい」

これに尽きます。

なぜ単純なことが出来ないのか、理由はいろいろあると思いますが、一番は情報に流されることだと思います

市場の状況は刻一刻変化していき、その度に色々な情報や噂が飛び交います。

特にSNSやWebには大量の情報が瞬時にして流れ、いかにももっともらしい口調で語られます。

そうすると自分のやっていることがその都度正しいのか疑心暗鬼になり、

最悪の場合、自分の投資方針を変更してしますことにもなります。

そうならないための最も大事なポイントとしては、長期で考えるということです。

上記で書いたような過ちは全て短期目線で考えてしまっているからに他なりません。

なので自分の長期的な投資方針をしっかりと持ち、全てにおいて長期的なものの見方をしていくことが重要です!

3. 結論!!

アクティブ運用や個人での個別株投資などはせず、インデックス運用を長期的に実施することです!

人は短期間ですぐに資産を増やしたいと思うものですが、リスクを抑えてそんなことができるわけがありません。

その気持ちをぐっと我慢して長期目線で資産運用をしていきましょう!