1. リーマンショック
2008年9月15日に起きた米投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻を機に、
世界的な金融危機と不況に発展した金融危機です。
負債総額約6000億ドル(約63兆円、当時)という、史上最大級の倒産。
大手金融機関が次々と経営危機に陥り、アメリカ経済は破綻、世界同時不況に発展しました。
写真のようなリーマン・ブラザーズの看板を取り外している写真は印象的でしたね。
当時アメリカ政府が救済措置を講じるだろうとか色々な憶測が飛び交いましたが、
結局そのような措置は取られずリーマン・ブラザーズは経営破綻に追い込まれました。
アメリカ大手の証券会社が経営破綻するなど誰も予想できなかったことでしたが、実際に起こりました。
サブプライムローンの証券化という非常に複雑な商品を販売して、
売り手も買い手も本質が見えなくなってしまっていたようですが、
それにしても米国第4位の巨大証券会社・名門投資銀行が経営破綻したことは衝撃的でしたね。
リーマンショックから言えることは、”本質的”に問題がなく、仕組みが明瞭で、長年の実績のある商品が、
いつの時代も生き残っていくのではないでしょうか。
そういう意味で、VTIは経済成長の波に乗るという本質を抑え、
CRSP USトータル・マーケット・インデックスという指標で運用しており、
長期的にみると右肩上がりという実績があるので、投資するには全く問題がない商品だと思います。
2. チャイナショック
景気失速懸念や政策変更、シャドーバンキング問題などから人民元の急落や中国株の急落などを招き、
それが世界各国の金融市場に波及して、為替相場の急変や株式相場の急落などの混乱を招いた金融危機です。
中国は先進国と比べて規制や介入などが多いため、マーケットにひずみが生じ相場が大きく変動しやすいです。
そもそも株式市場は資本主義がベースにあって成り立つ市場であり、
中国のような共産主義と資本主義の2つを取り入れている国では、本質的に資本主義の株式市場ではありません。
なのでそのような背景を理解したうえで、真の資本主義ではない中国の株式市場に投資をしない投資家や、
政府の介入があれば何が起こるかわからないリスクがあるので中国株式市場に投資しない投資家など、
人口の大きさや著しい経済成長にも関わらず、中国の株式市場に投資しない投資家は多いと思います。
3. コロナショック
2020年に発生し現在も継続している問題です。
皆さんもご存じの通り経済活動の停止を余儀なくされた結果、企業活動も停止し、株価も暴落しました。
これはリーマンショックやチャイナショックのような人間の経済活動で起こったものではなく、
自然界で発生した問題が市場経済に大きな影響を与えた事例だと思います。
こうして見てみると、経済活動の歪で起こる問題だけでなく、自然災害でも株価は大きく暴落します。
これらを事前に予測することは不可能で、受け入れざるをえません。
しかしながらその後の値動きを見てみると、完全なV字回復を遂げています!
資本主義経済はこれらの予測不可能な暴落を食らいつつ、確実に回復・成長していくのです!
4. 結論!!
でもこのようなことが起こるからこそ、
それらの影響を最小限にとどめることが出来る長期投資がおススメです!!
このような出来事は予測しようとしても絶対に無理です!
そして短期投資ではこのようなことが起こってしまえば市場から退場せざるを得なくなります。
株式投資で最も重要なことは株式市場に居続けることです!!
長期的なスパンで見ると資本主義経済は右肩上がりで、その恩恵を受けるべきです。
結論としては毎回同じで申し訳ないのですが、
楽天VTIに長期的にコツコツと投資していきましょう!