1. 資産と言えるのか分からない

まずそもそもBitCoinに資産としての価値があるのか非常に疑問です。

アメリカの一部富裕層の間では資産として認識され、

ポートフォリオの一部として組み入れられる傾向がありますが、

私としてはポートフォリオに組み入れること自体が非常にリスキーだと考えています。

理由は資産と言えるだけの歴史もバックグラウンドも無いからです。

ましてやエルサルバドルのような法定通貨(国の通貨)に採用できるものではないと思います。

但し、ビットコインの基幹技術であるブロックチェーン技術に関しては非常に有望な技術であり、

ブロックチェーンベースのデジタル通貨などは実現すると通貨革命が起きると思います。

2. 値動きがはげしい(株以上に読めない)

次に値動きが株以上に読めないことが挙げられます。

株であれば例えば決算発表などがあると値動きの明確な材料になりますが、

ビットコインの場合はそのような明確なものはなく、

まさにX(旧Twitter)などのSNS情報や噂などで価格が大きく上下し、株価以上に判断材料が不明確であると思います。

そこに一発逆転に掛けて億り人になった人もいたかもしれませんが、

そういう人はたいてい継続して資産を維持できません。

例えばですが、仮想通貨で実際に億り人になった人が、そのあと仮想通貨で更なる資産を築いて、

億万長者になったという話を聞いたことがありますでしょうか?

少なくとも私はそのような話は聞いたことがありませんし、おそらく次の仮想通貨で更なる資産を築く行動をとり、

結局は資産を減らしたと容易に想像できます。

株はある程度の材料(事前に予測することはできませんが)で、ある程度の値動きをすることは理解できますが、

仮想通貨はどのような材料で値動きにつながるか、材料もタイミングも事前に予測することができません。

このような理由から仮想通貨銘柄を連続で当て続けることは可能性としてほぼゼロに近いと思っています

しかもタイミングを逃すと一気に価格が下がってしまうという性質もあります。

何度も言っていますが安定して継続的に資産を保有できることが重要なのです。

材料が不明、材料が出るタイミングも予測不可、ごく短期間の売買タイミングしかないというのでは、

枕を高くして眠ることなどできませんよね。

3. 法律が整備されていない

アメリカを含めて全世界的にまだまだ法律が整備されていません、日本は言わずもがなです。

このような現状でもしハッキングされて自分のビットコインが流出したりしても、

法整備が整っていないので十分な補償がされない可能性があります。

投資信託だと下図のように、運用会社と資産を管理している信託銀行が完全に分かれています。

つまり投資家から集めた信託財産を、自社の財産とは区別して保管・管理(分別管理)していて、

いわば投資信託の金庫番のような役割を果たしています。

ですのでハッキングなどのリスクは非常に低いと考えられます。

皆さんは銀行システムがハッキングされ、お金が流出したというニュースを聞いたことがありますか?

近年では聞いたことがありませんよね?

しかしビットコインに関してはハッキングされたというニュースが日常茶飯事です。

ハッキングされたビットコインが戻ってくるのか、誰が保証してくれるのかなど、毎回議論が巻き起こっています。

つまり現状としては、システム・法律が整備されていないという状況であり、

今時点でビットコインを扱うのはリスクが非常に高いと言わざるを得ません。

素人が手を出してもよいものでは決してないというのが私の今現在の見解です。

結論!!

楽天VTIをコツコツと購入して長期保有して、資産形成に努めましょう!